コンセプト

ぱんだハウスとは

ぱんだハウスとは、日本発の日中交流をテーマとしたシェアハウスです。 在日中国人と中国に興味を持つ日本人が、ひとつ屋根の下に暮らし、 ワクワク楽しみながら、文化交流や言語交流を通じてお互いの国のことをもっと知り、 もっともっと好きになる。 そんなシェアハウスが、ぱんだハウスです。

シェアハウスでは、リビングやキッチンなどの共有スペースがあり、 住人同士が同じ空間をシェアして利用するため、いつでも人との交流が持てます。 2人集まれば会話が始まり、3人集まれば話題が広がり、4人集まればパーティーが始まる。 ぱんだハウスでは、継続的に、日中異文化交流会や中国語カフェを開催予定です。 これらのイベントは、住人だけでなく外部の方にも開かれたオープンなイベントです。

ぱんだグッズ

楽しいだけでは終わらない!

ぱんだハウスで得られるものは、パーティーやイベントなどの楽しい時間だけではありません。 日本人のための中国語レッスン、中国人のための日本語レッスンといった語学教室も格安で提供します。 また、人脈拡大や中国進出のための情報集種、現地のお役立ち情報など、 ビジネスに役立つスキルや情報もゲットできます。


ぱんだハウスのミッション

上海_静安

2012年夏。尖閣諸島を巡る政府間の対立により、経済協力を基軸に順調に高まっていた日中両国の関係が揺らぎました。 連日のように、日本政府による中国への遺憾表明が報道され、中国での日本バッシングや暴動の様子がテレビで放送されました。 ただ政府間の問題は政府間の問題。国民同士が争い合う必要は全くない。私は、はっきりそう思います。 むしろ、国民同士が仲良くすることで、間接的に政府間の友好に少しでも貢献できるのではないでしょうか。

私の場合は、どんなにマスコミが中国の批判をしていても、 中国人の友達や中国に住んでいるときにお世話になった人々の顔が浮かんで来て、 「本当は彼らはとても親切でいい人達だ」という自分の主観を持っているため、 情報を鵜呑みにすることはありませんでした。

しかし、中国はお隣の国でありながら、多くの日本人が中国人や中国文化に触れる機会がないのが現状です。 直接触れる機会がないため、マスコミが伝えることを鵜呑みにするしかない。 マスコミがポジティブに伝えれば良い印象を持ち、マスコミがネガティブに伝えれば悪い印象を持つ。 私はそのことが非常に残念に思いました。

実際に中国人や中国文化に触れてみて、マスコミで伝えられている情報について、 自分の経験をもとに、自分の主観で判断して欲しい。 そのための取り組みとして、日中異文化交流会を発起して運営し始めました。 日中友好のために自分ができることは何か? そんなところから小さく歩み始めた一歩ですが、交流会の趣旨に賛同してくれる参加者の皆さんのおかげで、 会は着実に大きくなり、毎回30名近くの人が集まるようになりました。

今後、日中異文化交流会が更に加速していくためには、建物としての「場所」が必要です。 場所があれば、大々的なイベントを開催するまでもなく、日中交流が自然と発生します。 私以外の人がそこで様々な活動を行うことも可能です。 日中交流が日常的に行われる場所。日中交流に興味のある人全ての人に、いつでも開かれた場所。 そのことによって日中友好を実現すること。 それこそが、ぱんだハウスのミッションです。 管理人のずみしーも、まだまだ中国語初級者。中国の在住経験も半年だけ。 ぱんだハウスに何を求めるのか、どんなことがあればより素敵なハウスになるのか、 住人やイベントに参加してくれる外部の方の目線で、皆さんと一緒に考えて行きたいと思っています。

これから、ぱんだハウスに関すること、その他日中交流に関することなどを、 ぱんだハウスblogを通じて発信していきたいと思います。 応援宜しくお願いします。



クラウドファンディングへの挑戦(2015年)

日本人と中国人がひとつ屋根の下に暮らし、いつでも日中交流できる日中友好シェアハウス「ぱんだハウス」を浅草に創ります!

はじめまして。ぱんだハウスのオーナーの清水隆志です。
「日中100人の友達ができるシェアハウス」として、日本人と中国人が交流しながら暮らす、日本初※の日中交流をテーマとしたシェアハウス「ぱんだハウス」を運営しています。現在、第1号目となるぱんだハウスを、上野から2駅の三ノ輪にて運営しています。 ※シェアハウス専用ポータルサイトcolish調べ

この度、浅草の物件を改修し、第2号となるぱんだハウスを7月下旬にオープン予定ですが、改修費用の一部が不足しています。ぱんだハウスを日本の文化が集積する浅草にもオープンさせ、日中友好の輪を更に広げるために、ご支援の程どうぞよろしくお願いいたします。

(ぱんだハウス代表の清水です。日中友好の輪が少しでも広がるように頑張ります!)

大学時代、中国出身の友人とのルームシェアをきっかけに、中国に興味を持ち始めました。

私は大学時代に同じ寮で出会った中国出身の友達と仲良くなり、寮を出た後も一緒にルームシェアをして暮らしていました。

パッケージが漢字だらけの、日本には売っていない謎の調味料で作ってくれた美味しい料理、歌詞は全く解読不能だけど横耳で聞いていた中国語のポップソング、セリフが分からず内容は殆ど理解できないけど一緒に見て楽しんだ中国映画。もともと特段中国に興味があったわけではないけど、日常の中で触れることでだんだん興味が増してきました。

興味が湧くと面白くなるもので、大学時代には第二外国語で中国語を学び、旅行で中国にもいきました。私の卒業論文のテーマも、中国の電力問題に関するものでした。

社会人になってからは、経営コンサルティング会社勤務時代に中国でのプロジェクトがあり、上海からほど近い江蘇省無錫市に半年程駐在する機会に恵まれました。中国にいる間、職場の中国人の方、近所の料理店の方、出かけた先で出会った人々でさえとても親切にしてくれ、よりいっそう中国に対する好感を抱くようになりました。

2012年の夏、中国での駐在を終え、中国での体験や中国の素晴らしい面を日本の周囲のみんなに伝えたいと思い、様々なエピーソードを携えて帰国しました。

しかしその頃、ちょうど尖閣諸島領有権問題で両国の政府間の関係が悪化している時期でした。両国のマスコミがお互いの批判を盛んに行なっていた時期で、多くの日本人が、中国という国や中国人に対してネガティブな印象を持ってしまったときでした。

私の声や想いは全く届かず、ほとんど聞く耳を持ってもらえませんでした。中国で現地の人びとの親切に直接触れ、様々な良い面を見てきただけに、とても残念に思いました。

上海
(中国駐在時代、活気ある上海にも遊びに行きました。)
TV
(尖閣諸島問題に対する報道。2012年の夏は連日このような報道が。)

日本人と中国人の相互理解が進まないのは、交流する機会の不足ではないか。

餃子作り
(交流会での餃子作りの様子)
餃子
(自分達で作った水餃子。見た目はイマイチでも美味しい!)

そんな中、周囲の友達に話しを聞くことで一つの事実が分かってきました。 それは、日本には非常に多くの中国の方が住んでいるにも関わらず、日本人が中国の人々と交流する機会が普段ないということでした。「学校や職場に何人かいるなぁ」という程度で、とても仲良しだとか、よく接しているという人が殆どいませんでした。

お互いに交流する機会の不足。それが日本人と中国人の相互理解が進まない一つの原因でした。直接中国の人に触れたことがないから、どういう人達なのかよく分からない。そのためにメディアの情報が主な判断材料となり、メディアの意見に左右される。

私はたまたま大学の寮で中国出身の友達と出会い、仕事でも中国に行く機会があったから中国に興味が持てただけで、そういった機会がなければ、特に興味を持ったなかったと思います。

そこで考えついたのが、日中異文化交流会の開催でした。とにかく日本人と中国人が直接交流し、一緒に何か作ったり、食事をしたりする機会を作れば仲良くなれるんじゃないか。日本人同士だってそうやって仲良くなるわけだから。そう考えて交流会をはじめました。

最初の交流会は、一緒に餃子を作って食べる会でした。日本人は普段あまり餃子を作る機会がなく、中国人メンバーに教えてもらいながら作りました。日本人がなかなか上手く包めない中、日常的に餃子を作っている中国のみんなはキレイにそして高速で包んでいく。その姿を見て、「さすが!」と歓声が上がっていたのを覚えています。

日中異文化交流会は、毎月1回コンスタントに回を重ね、参加者もだんだん増えてきました。せっかく交流するなら、お互いの国の文化を紹介し合い、理解し合うような会にしたいと思い、毎回テーマを決めて、両国の伝統文化や季節の行事などを一緒に体験し、教え合うイベントとして行ってきました。

自国の文化を一緒に体験しながら相手に教えるということを行っている中で気がついたことがあります。それは、自国の文化だからといって自分たち自身がそれほど詳しく理解していない場合があるということです。

例えば、日本人であっても鮨を自分で握って食べたことがないから上手く握れないとか、正月に餅つきをする文化があることは知っているが実際に餅つきをしたことはなかったという人も少なくありませんでした。一方、中国の人でも、南方の人は餃子を作ったことがなかったり、端午節にいつも食べているはずの中華ちまきを作ったことがなかったり。

日本伝統芸能に触れる会
(日本伝統芸能に触れる会。プロのゲストを迎えて。)
日中茶道対決
(日中茶道対決の様子。日本の茶道、中国の茶道を見比べ、味比べ。)
新年の餅つき大会
(新年の餅つき大会の様子。)

日中異文化交流会は、自国の文化を紹介しながら、自分たちもまた自国の文化について実際に体験したり、教える中で学んだりする場になっています。私自身も、和楽器の中国からの伝来の歴史を知らなかったり、茶道の重んじる世界観について説明できなかったり、恥ずかしい思いをしたり、苦い思い出も沢山ありました。

国際交流する上で、自国の文化をきちんと理解し、説明できるようになることは非常に重要なことだと思いますので、それが学べることも、日中異文化交流会の意外な副産物でした。

日中異文化交流会も数を重ね、延べ参加人数も300人を超えた頃、あるアイデアが浮かびました。「月1回の交流会のときだけでなく、24時間365日いつでも日中交流できる場があればいいのに!」

こうして生まれたのが「ぱんだハウス」です。日中友好の象徴としてのパンダから名前を取って、ぱんだハウス。 動物のパンダと区別が付くように、また、日本的な雰囲気を出すために「ぱんだ」は平仮名にしました。中国語表記では「熊猫家」です。

第1号となる、ぱんだハウスは、日比谷線で上野から2駅の三ノ輪に誕生しました。オープン日は、笹が大好きなパンダにちなんで、7月7日の七夕の日としました。場所もパンダがいることで有名な上野動物園の近くにしました。(第0号のぱんだハウスは本郷で試験的に運営し、現在は三ノ輪に移動)

ぱんだハウス三ノ輪のラウンジ
(ぱんだハウス三ノ輪のラウンジ。交流できるよう広いスペースがある。)
パンダグッズ
(パンダグッズがたくさん。これらのうち、多くは、ぱんだハウスを訪れた方からのプレゼント。この他ここには写りきらないほどの大量のグッズが。)
(オープニングパーティーの様子)
(料理の用意は日本食の先生に依頼。本郷オープンのときは中華料理だった)
(デザートにもこだわって、手作りパンダ白玉あんみつ。)
(オープンニングパーティーでみんなが書いてくれた寄せ書き)

メディア掲載

こうしてスタートした、ぱんだハウス三ノ輪は、日中異文化交流会などのイベントを中心に日中交流の場として運営されており、2015年7月7日で無事に1周年を迎えます。みなさんの支えもあって、日中交流の場として、住人だけでなく外部からも大勢の人が訪れ、日中交流の輪を広げています。

これまでの活動の中で、「日本初の日中交流をテーマとしたシェアハウス」として取り上げられ、テレビや新聞、新聞、雑誌やwebサイトなど様々なメディアでも紹介していただきました。


(Campus Scopeの表紙)

(読売新聞社 大学生による学生新聞「Campus Scope」)

孫秀蓮さん創刊の日中友好雑誌「和華」

(日中友好協会発行の日中友好新聞。「私と中国」のコーナーにて)

https://lab.colish.net/report/report03/

(シェアハウス専用ポータルサイト colishの特集ページ colishラボ)

元日本国駐上海総領事の吉田重信先生

また、日中友好活動の第一人者でもある、元日本国駐上海総領事の吉田重信先生にも応援頂き、ぱんだハウスにもお越し頂きました。

このように、大勢の方々に応援して頂き、ぱんだハウスも少しずつ世間に認知して頂けるようになりました。オープンパーティーのときに、七夕の短冊にみんなで願った日中友好とぱんだハウスの発展も、ほんの少しだけ叶ったのかもしれません。

吉田重信先生
(元日本国駐上海総領事の吉田重信先生とぱんだハウスにて)
(オープン時、七夕の短冊にみんなで願った日中友好とぱんだハウスの発展)

浅草で2棟目となるぱんだハウスをオープンします!

最初のぱんだハウスが本郷に誕生してからちょうど2年。三ノ輪に第1号が誕生してから丸一年、ぱんだハウスは更なる発展を目指しています。

今回、日本の文化を象徴する浅草の地で、2棟目のぱんだハウスをスタートさせることになりました!浅草のぱんだハウスは、隅田川の目の前で、屋上からスカイツリーが間近に見られる立地です。隅田川の花火大会のときには、遮るものなく目の前に花火が見れるというワクワクするような場所です。

浅草の物件は三ノ輪の物件よりも大型で、その分、建物のリフォームに高額な費用が発生してしまいます。そこで、今回クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げ、皆さんの協力を頂きたいと思っています。かかるリフォーム費用は総額600万円。資金が足りない最後の100万円を皆さんに協力してもらうことで、日中100人の友達ができるシェアハウス「ぱんだハウス」を浅草にも誕生させたいと思っています。

現在リフォーム中のぱんだハウスは、4階建てで、個室が全18室。みんなで使える共有ラウンジとキッチン、スカイツリーを目の前に臨む広い屋上がいつでも使えます。トイレとお風呂は各階に1つずつで、共同で使うシェア形式です。

現在、地元の大工さんにお願いし、絶賛リフォーム中です。オープンは、残念ながらぱんだハウス設立記念日の7月7日に間に合わないため、隅田川花火大会のある7月25日(土)となっています。

(現在リフォーム中のぱんだハウス浅草の室内と屋上)
(リターンの一例。ぱんだハウスオリジナルグッズのステッカー)

今回のプロジェクトでは、リターンとして、ぱんだハウスのオリジナルグッズや、宿泊券などの他、オープニングイベントとしての隅田川花火大会鑑賞イベントチケットを用意しています。ぜひプロジェクトに協力頂き、ぱんだハウスに遊びに来てください!!

また今回、ぱんだハウスの活動を支援し、定期的に活動に参加してくださったり、ぱんだハウスの広報活動に協力して頂く、ぱんだハウスのサポートメンバー制度をスタートします。

ぱんだハウスのアンバサダー(大使)として活躍して頂くメンバーには「パンダサダー」としての称号を付与し、会員証を発行することで、その貢献に感謝したいと思います。

もちろん、ぱんだハウスの活動に少しでも関わって頂いた全ての皆様がパンダサダーだと思っていますが、特に多大な貢献をしてくださった方には、パンダサダーの特別会員として様々な特典を付けさせて頂きます。今回のクラウドファンディングでご支援をしてしてくださる皆様にもパンダサダーとして会員証を発行致しますので、是非ご支援をお願い致します。

日中両国の関係が戦後最悪と言われている昨今。多くの文化的ルーツを共有し、地理的にも隣国である両国。もっと尊重し合い、もっと協力し合えば、お互いの国に素晴らしい未来があると思っています。

政治的な対立はありますが、我々一人ひとりの国民の意識レベルで対立し合う必要が本当にあるのでしょうか?政治や外交の場面では、国の代表として、複雑な状況のなかで国益を守るため、お互いになかなか譲り合えない事情があるのも確かだと思います。だからこそ、私たち一人ひとりが、いち国民の立場で草の根的に日中友好を進めていくべきだと思うのです。

国民同士が尊重し合い仲良くしている国の間では、政治的な対立があっても、もっと根深い部分の本当の意味での対立は起こらないのではないかと信じています。日中友好の近道は、交流を通じてお互いの国に友達をたくさん作ること。友達のたくさんいる国は誰だって嫌いにならない。

大きなことはできませんが、日中100人の友達ができるシェアハウスとして、ぱんだハウスは、友達作りのための交流の場を今後も提供し続けます。そんなぱんだハウスをどうかご支援頂きたく、ご協力をお願い申し上げます。

(みなさんから頂いた大量のパンダグッズと一緒に☆)

2015年に行ったクラウドファンディングへのリンクはこちら
https://readyfor.jp/projects/panda-house